愛知・蒲郡の温泉旅館が破産申請、新型コロナウイルスの影響、中国人団体客の多数キャンセルで

東京商工リサーチによると、愛知県蒲郡市・西浦温泉の温泉旅館「冨士見荘」が2020年2月2日までに事業を停止し、破産申請手続きを開始した。負債総額は現在調査中。

同施設は2005年12月期には約5億5000万円の売上高を計上。その後、業績不振による資金ショートに陥り2013年8月には経営行き詰まりが表面化していた。

しかし中国人ツアーの受け入れに注力することで近年も事業を継続。多くの中国人観光客が利用する施設となっていた。こうしたなか、2020年1月に急拡大した新型コロナウイルスの影響で、中国からの団体ツアーのキャンセルが多数発生。先行きの見通しが立たなくなり、事業継続断念に至った。

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