国際航空運送協会(IATA)は、「Travel Industry Designator Service (TIDS)」の旅行代理店向け使用料を無料化するとともに、業界のニーズを受けて機能も強化した。これにより、旅行代理店はオンラインで自社プロファイルを管理できるほか、IATA認定を受けていない組織の識別などの手続きが簡素化された。
TIDSは、旅行代理店とIATA認定を受けていない販売仲介業者(たとえば、ミーティングプランナーやイベントオーガナイザーなど)双方に対して認識コードを提供するもの。業界のデジタルトランスフォーメーションが進み、流通システムに新しい予約プラットフォームが登場するなか、予約と販売仲介業者とを識別することに課題があった。