空(そら)社は2020年12月17日から、京王電鉄バスが運営する高速バスの座席システム予約「SRS」で、バス事業者向けに需要と供給に応じて価格が変動するダイナミックプライシングを提供する機能「MagicPrice」の提供を開始する。
京王電鉄バスでは、高速バス基幹システムである「SRS」で、バス利用者向けの高速バス予約・決済サービス「ハイウェイバスドットコム」を運営。全国45社のバス事業者の140以上の高速バス路線を販売している。
一方、空社はこれまで、データの取り込みや分析、価格決定を高速化するダイナミックプライシングシステム「MagicPrice」を、宿泊施設をメインに展開してきた。
今回、SRSとMagicPriceが連携することで、SRSを利用するバス事業社は、ダイナミックプライシング機能を活用した座席販売が可能になる(12月17日時点では、対象路線は一部のみ)。京王電鉄バスでは今回の連携を契機に、基幹システム「SRS」の競争力を高め、高速バス座席販売におけるデファクトスタンダードを目指すとしている。