観光庁が発表した宿泊旅行統計調査(速報)によると、2021年7月の日本人延べ宿泊者数は前年同月比29.9%増(2019年同月比26.6%減)の3007万人泊だった。3000万人泊を超えるのは昨年の11月以来8ヶ月ぶり。外国人延べ宿泊者数は同264.9%増(同92.1%減)の85万人泊だった。
7月の客室稼働率は全体で38.6%となり、6月の28.7%から改善。このうち、旅館は25.3%(2019年同月比13.2ポイント減)、リゾートホテルは32.6%(同27ポイント減)、ビジネスホテルは48.4%(同27.7ポイント減)、シティホテルは40.3%(同40.3ポイント減)となった。
6月の都道府県別日本人延べ宿泊者数を見ると、前年同月比で最も成長率が高かったのは山梨県(94.8%増)。次いで秋田県(72.2%増)、千葉県(68.9%増)、栃木県(54.4%増)、島根県(51.8%増)となった。
また、6月の都道府県別客室稼働率では、トップは島根県の46.7%。最下位は奈良県の17.0%。5月で最下位だった京都府は17.3%(46位)と引き続き低調な結果となった。