エールフランス/KLM航空、日本でSAF企業プログラムを拡大、ナブテスコと堀場製作所と提携

エールフランス/KLM航空は、同航空が提供する「持続可能な航空燃料(SAF)コーポレート・プログラム」のパートナーを日本でも拡大させている。新たに、産業用ロボット向け精密減速機や航空機器など向けにモーションコントロール技術を提供している「ナブテスコ」および分析・計測システムを提供する「堀場製作所」とパートナーシップ提携を結んだ。

このプログラムは、使用済みの食用油、藁、木材の残材などの再生可能な原料から作られるSAFの利用促進を目的とするもの。ビジネス出張での航空利用に伴うCO2排出量より算出されるSAF換算値の一定額をパートナー企業が寄付し、その寄付金がエールフランスKLMでのSAF購入費用に充当される仕組み。

KLMは2020年2月、世界で初めて持続可能な合成ケロシンを定期運航旅客便に搭載して運航。エールフランス航空は今年5月にフランス国内産SAFを利用した最初の長距離飛行をパリ・シャルル・ド・ゴール空港‐モントリオール間で実施するなど、代替燃料分野の研究開発に注力している。

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