関西の観光情報をまとめた訪日客向けアプリ誕生へ、官民一体で連携、USJも開発協力

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が、訪日外国人向け観光アプリ「Travel Contents APP(トラベル・コンテンツ・アプリ)」の開発に連携・協力する。

「Travel Contents APP」は、台湾の企業が開発・運営し、近畿運輸局、関西観光本部、関西エアポート、関西圏自治体、大阪観光局、西日本旅客鉄道(JR西日本)などが協力。対応言語は、英語、繁体字、簡体字、韓国語で、安全や交通など行政が有する情報に加え、関西の飲食・観光・ショッピングなど民間が運営する情報を一元化し、訪日客に向けて発信する予定だ。

USJは集客マーケティングのノウハウなどを提供し、アプリのユーザー数の増加や利便性向上を図る。アプリのダウンロード促進策、海外のキー・オピニオン・リーダー誘致によるプロモーション、調査マーケティングなどもサポートする。

USJセールス&アライアンスマーケティング部ディレクターの真田 龍一氏は、「ポストコロナで国際的な競争が激化するにつれ、個々のプロモーションだけでは集客が難しくなっていくことは明白。同アプリはステークホルダーを結びつけ、連携を図る有効なプラットフォームになる」などと語る。

同アプリは今後、小規模の事業者が訪日客にリーチしやすいプラットフォームを目指すほか、位置情報の提供に基づいたプロモーションやアンケート調査を組み込むことで、新たなサービスや商品展開につなげる。

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