カナダ政府は、2022年10月1日から航空機の機内でのマスク着用義務を廃止する。また、カナダ入国に必要だったワクチン接種要件も撤廃する。現在のところ、ワクチン未接種の海外旅行者は、到着時検査と14日間の自主隔離が求められている。
機内のマスク着用については、カナダ国民のワクチン接種が進んでいることのほか、乗客がマスク着用を拒否する事態が増えてきていることから、廃止を決めた。
ワクチン接種要件の撤廃によって、これまで空港でランダムに実施していた到着時検査も廃止。空港での混雑の原因とされてきた「ArriveCAN」アプリへの情報入力も必要なくなる。
さらに、クルーズ船についても、乗船前検査を廃止する。
ただし、カナダ公衆衛生局は、航空機や鉄道など混雑した環境では、マスクの着用を引き続き推奨している。