政府は2022年4月に公布された改正旅券法について、2023年3月27日より施行することを9月30日に閣議決定した。これにより、同日から、パスポートの発給申請手続きが一部オンライン化される。
これまで、パスポート更新手続きについては申請窓口に届け出に出向く必要があったが、改正旅券法の施行後は、残存期間が1年未満の切替申請の場合はオンライン申請が可能になる。紛失・焼失時にも対応。スタート時点では、新規発行手続きには対応しない。
オンライン申請時の手数料については、クレジットカードでの支払いも一部の在外公館から順次可能となる。
旅券法令の改正は、申請者の利便性向上や旅券事務の効率化などを目的に制度の見直しが検討され、今年4月に国会で成立、公布されていた。