旅行のネット支出が堅調な伸び、2か月連続でコロナ前の水準超え ―家計消費状況調査2022年12月

総務省統計局は先ごろ、「家計消費状況調査(2022年12月分結果)」を発表した。それによると、2022年12月の二人以上の世帯のネットショッピング支出額は2万5866円。前年と比べて名目増減率は1.4%増(※1)でほぼ前年並みとなった。ネットショッピング利用世帯自体の割合は53%で、前年比1.4ポイント減となっている。

支出の内訳をみると、旅行関係費は3341円で、名目増減率は前年比23.3%、名目寄与度(※2)は2.47%。引き続き2019年同月の数字を上回ったほか、支出全体に対する貢献度合いが高い結果となっている。チケットも834円(前年比・名目17.8%増、寄与度0.49%)で、前年比2桁増の伸び。

また、食料は6159円(前年比・名目4.6%増、寄与度1.06%)、衣類・履物類は2884円(前年比・名目4.8%減、寄与度0.56%減)などで、例年の年末と同様に伸びを見せた。

※1 名目増減率=物価水準の変動の影響を除去していない増減率

※2 名目寄与度=全体の変化に対する貢献度合い

ネットショッピング支出額の内訳

詳細データは以下から参照できる。

家計消費状況調査_ネットショッピング主要項目(データ付きグラフ:トラベルボイス作成)

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