日本アドベンチャーツーリズム協議会(JATO)と日本航空(JAL)、JTBは2023年4月、JATO内に「アドベンチャーツーリズムアカデミー」を創設する。国内におけるアドベンチャーツーリズムを観光産業における主要な事業領域に育て上げ、地域への新たな人流を創出する狙い。取り組みの第1弾として、2023年上期にシンポジウムを開催する。
アドベンチャーツーリズムとは、アクティビティ、自然、異文化体験の3要素のうち、2つ以上を組み合わせた旅行形態のこと。ポストコロナの観光振興に向け、中長期的な滞在者やリピーター獲得の面でも注目が集まっている。
今後、JATO、JAL、JTBの3者はアドベンチャーツーリズムの普及活動、受け入れ環境整備、推進人材の育成などに取り組む。なかでも人材育成については、アドベンチャーツーリズムとしての体験価値を提供する商品づくりや受け入れ環境整備ができるよう、国際基準に基づいたプログラムを策定。国内外のプロガイドの協力を得ながらトレーニングやツアープランナー向けの研修を実施するほか、認証制度の制定も視野に入れる。