タビナカの国際会議を主催するアライバル(Arival)は、2023年10月9日から米オーランドで開催される「Arival 360カンファレンス」を前に、2024年に予想される3つのトレンドを公表した。
まず、AIが真のパーソナライゼーションへの道を開く可能性があると指摘。アライバルCEO兼共同創設者のダグラス・クインビー氏は「観光事業者がAIを正しい方法で活用すれば、体験分野でよりパーソナルでヒューマンタッチなサービスを提供することができる」と話している。
また、ツーリズム・ダイバシティ・マターズでエグゼクティブ ディレクターを務めるグレッグ・デシールズ氏は来年、AIが旅行者の体験を再定義する可能性があると指摘。「AIアルゴリズムとデータ分析によって、旅行者に対して、よりパーソナライズされた効率的な体験を提供することが可能になる」と話す。
次に、人と人とのつながりを強める没入型体験への需要は今後も成長し続けると予測。クインビー氏は「このトレンドは、2024年も進化し続けるだろう。ユニークで一生に一度の時間やテーマのある旅行への欲求がさらに顕著になる」と見通す。
3つ目のトレンドとして、旅先優先の旅行から興味を満たす旅行への移行を挙げた。クインビー氏は「これまでは、行きたい場所で旅先が選択されてきたが、2024年は、いつ、どこで、ということよりも、誰が、何を、なぜするかが重要になる」と指摘した。
※この記事は、Arival(アライバル)社が運営するニュースメディアから届いた以下の英文記事を、同社との正規提携に基づいて、トラベルボイス編集部が日本語翻訳・編集したものです。
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