バス運賃の支払いを「スマホタッチ」だけで完結、車両ごとの機器搭載が不要、KDDIと両備バスらが実証開始

両備ホールディングスの両備バスカンパニーと中国バスは、KDDIと共同で、「スマホタッチ支払い」の実証実験を開始した。このサービスは、スマートフォンで専用URLにアクセスしクレジットカードを登録することで路線バスの乗降車が可能になるもの。キャッシュレスサービスの新たな選択肢として、2023年10月18日から2024年1月31日まで実施する。

スマホタッチ支払いは、バス車内に設置されたNFCタグにスマートフォンをかざすだけでバスの利用・決済が可能な仕組み。車両ごとにICカードリーダーを導入する必要はないため、キャッシュレス決済による利便性向上と維持コスト削減の両立を実現するもの期待されている。

両備バスと中国バスは現在、交通系ICカードを導入しているが、「スマホタッチ支払い」で、地域ごとに地元の交通事業者が発行する地域ICカードのサービス向上と利用促進の可能性を検証する。

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