ANA、「ユニバーサル MaaS」推進で渋谷区、大宰府市と連携、広域バリアフリー地図など展開

渋谷区の例

ANAグループが全国各地で「Universal MaaS」を推進している。2024年7月29日、東京都渋谷区と共同実証実験、福岡県太宰府市と共同プロジェクトをそれぞれ開始した。「Universal MaaS」とは各事業者が垣根を越えて連携し、障がいや高齢など何らかの理由で移動にためらいのある利用者も快適に、ストレスなく活動できるようにする移動サービス。

渋谷区とは、利用者の目線で近隣自治体も含む広域のバリアフリーマップを展開。東京都のオープンデータを活用し、高齢者や子育て層に役立つ情報なども掲載する。渋谷区公式サイト上から誰でも利用できるようにした。実施期間は2025年3月31日まで。区民や来訪者から意見を収集し、さらなるよいサービスを目指す。

福岡・大宰府では、太宰府天満宮や周辺観光地の課題を移動にためらいを感じる人々とともに抽出し、「UniversalMaaS」が提供する「ユニバーサル地図/ナビ」で、観光スポットや交通機関、トイレなどのバリアフリー情報をまとめた地図サービスの提供を目指す。また、市内観光地における回遊性の向上を目指し、「一括サポート手配」の有効性を検証することで、訪日観光客を含む公共交通機関での移動促進を図る。実証実験にて構築するシステムは、今後オンラインで一般公開し、使いやすいサービスの提供につなげたい考え。

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