観光庁は、「オーバーツーリズムの未然防止・抑制による持続可能な観光推進事業」の三次公募について、有識者による審査を経て、「一般型」32件を選定した。
この事業では、オーバーツーリズムの未然防止・抑制に向けて、住民を含めた地域の関係者による協議の場の設置、協議に基づく計画策定や取組みに対する包括的な支援を実施している。「一般型」は、地方公共団体や地域の観光関係者が、地域における個別の課題に対応する具体策を講じる取組み。補助率1/2、5000万円を上限に補助する。
選定されたのは、ひがし北海道自然美への道DMOによる「旅行者の平準化と混雑の地域格差解消に向けた周遊促進とDMP構築事業」、東急リゾーツ&ステイによる「築地場外のスマートごみ箱設置」、中部国際空港による「オフエアポート・チェックイン推進プロジェクト」、MaaS Tech Japanによる「京都府における観光客の混雑閑散の広域可視化と住民向け混雑回避案内通知の仕組みの構築事業」、直島町商工会による「現代アートの聖地『直島』が抱えるインバウンド大型手荷物対策事業」、NASHによる「石垣島観光の未来を守る!当社だから挑戦できる、アクティビティ分散化とマナー啓発事業」など。