海外旅行予約アプリ「NEWT(ニュート)」を運営する令和トラベルは、SMBC-GBグロース1号投資事業有限責任組合をリードインベスターとし、新たに計約48億円の資金調達を実施した。同社はこれまで約22億円の資金調達を実施しており、今回の調達によって累計調達額は約70億円となる。
この調達を通じて、「NEWT」で生成AIをはじめとする最先端のテクノロジーへの投資をおこない、新たな旅行体験を実現するサービスを提供していく考えだ。
具体的には、デバイスに最適化したユーザビリティの実現、個人に合わせた情報提供などのサービスを開発。さらに、今後、海外旅行事業に加えて、国内旅行事業、フライト予約機能、グローバル展開と事業ポートフォリオを拡大していく予定だ。
生成AIの領域では、AIソリューションの開発をおこなう「PKSHA Technology」と資本業務提携。生成AIを活用した旅行検索体験や、AIトラベルコンシェルジュ、ダイナミックプライシングなど新しい旅行予約体験の実現へ、「NEWT MLラボ」を立ち上げ、旅行×AI領域への投資を加速させる。PKSHA Technologyは、今回のシリーズA新規調達にも参画。今年10月には共同プロジェクトを開始する。
グローバル展開では、韓国、シンガポール、タイなどに海外拠点を順次開設していく計画。現在、同社は67エリアで海外旅行を展開しているが、今後さらに利用者の安心と満足度を高めていく。