世界の航空運賃は昨年に引き続き、今年も値上がりする見込みだ。米国労働統計局は、2024年の欧州便の運賃が7.3%上昇したと報告。欧州旅行委員会(ETC)とユーレイルは今月、「欧州旅行を計画していない人の46%が、依然として航空券の価格が海外旅行の最大の障壁と回答した」ことを明らかにし、今年はアジア、南米、米国から欧州へ飛行機で訪れる人は昨年よりも減る可能性に言及した。
航空会社は高騰する運航コストをカバーするために、運賃の値上げをせざるを得ない事態に直面している。
国際航空運送協会 (IATA) は昨年末、航空機メーカーが需要を満たすのに十分な航空機を製造しておらず、空港も需要に見合った機能を維持できていないと警告。サプライチェーンの障害は航空会社のコスト増を引き起こし、その分が旅客に転嫁されていると指摘している。
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