マクロミルが実施した2013年2月7日から8日に実施した「東日本大震災に関する調査」で、消費対象がモノよりも心の触れ合いを重視する傾向にあることが分かった。
今回の調査は被災地の現状把握とともに、全国の人の意識や生活変化を探るのが目的。調査対象は全国と東北3県在住の20歳から69歳の男女で、有効回答数は1041名。うち、514名が東北3県からの回答だ。
「最近1年間のうち、お金をかけてきたと感じるもの」については、「食生活・グルメ
(25%)が最も多く、「家族との触れ合い」(23%)、「旅行」(21%)と続いた。また、「今後1年お金をかけていきたいと感じるもの」については、「家族との触れ合い」(26%)、「自身の健康」(24%)、「旅行」(24%)となり、いずれも上位3位に旅行が入っている。
なお、震災から2年が経過し、日常生活の回復度を尋ねたところ、「完全に戻った」の回答は全国で56%であったのに対し、東北3県では35%。「いくつかの影響は残るがほぼ戻った」は全国で27%、東北3県は47%となり、全国と東北3県で乖離がみられたとしている。