日本政府観光局(JNTO)によると、2013年2月の訪日外客数(推計値)は、前年比33.1%増の72万9500人となった。中華圏の旧正月時期の変動(2012年は1月だった)や、円安傾向が追い風となり、大幅に増加した。特に、台湾、香港、タイ、マレーシア、ベトナム、インドでは2月単月で過去最高を記録。また、韓国も訪日旅行への割高感が解消されたことで、若い世代を中心に需要が喚起され、36.9%増と大幅に伸びた。
中国も旧正月の需要増加と旧正月時期の変動で前年比率は改善し、マイナス幅は2.1%減に縮小。しかし、1、2月の合計でみると30.6%減となり、いまだ影響が残っていることがうかがえる。