博報堂生活総合研究所は「生活インデックスレポート・消費動向編」で、2013年6月の消費意欲指数(※1)は48.3点、デフレ生活指数(※2)は61.2点と発表した。
ボーナスの支給開始月の6月は消費意欲が高まる傾向があり、実際に昨年は5月よりも消費意欲指数が伸びたが、今月は5月(48.4%)とほぼ同じ水準に留まった。昨年より3ポイント低下した。点数の理由を昨年と比較すると、ボーナスをあげる人が少なくなっており、博報堂生活総研では値上がりや増税による負担増が予想される中、ボーナスへの期待もやや慎重になっていることが想像できるとしている。
デフレ生活指数を性年代別でみると、男性40代、女性50代で上昇。女性50代の理由でも、値上がりや造成、将来不安のための節約などの意見が上がっている。一方、男性50代・60代では、デフレ生活指数が2012年4月の調査開始以来、最低値に変化。数は少ないが、「景気が好転している」「デフレが続くのはよくない」など、値上がりを容認する意見がある。同じ50代でも、男性と女性で意識の差が分かれる結果となった。
なお、同調査は2013年5月9日~13日まで、首都圏、名古屋、阪神圏の20歳~69歳の男女計1500人を対象に、インターネットで実施した。
※1 消費意欲指数:「モノを買いたい、サービスを利用したいという欲求が最高に高まった状態」が100点
※2 デフレ生活志向:「安くモノを買いたい、安くサービスを利用したいという欲求が最高に高まった状態」が100点