ハワイ・ツーリズム・オーソリティ(HTA)によると、2013年9月の日本人渡航者数は前年比2.0%増の13万52人となった。ただし、滞在日数は6.2%減の5.94日、1人1日あたりの消費額は11.0%減の265.7米ドルで、一人当たりの消費額は16.5%減の1579.3米ドル。主力市場の中で消費額の減少幅が2ケタとなったのは日本のみだった。
特徴的だったのは、隣島への旅行動向。オアフ島に次いで多いハワイ島は1.1%減の1万8440人だったが、ハワイ島のみの滞在客は38.4%増の5167人と大きく伸びた。また、マウイ島も全体で22.2%増の8653人となり、隣島への旅行が増えつつあることがうかがえる。
また、ハワイへの全訪問者数は1.1%減の59万4181人となり、2011年9月以来のマイナスとなった。米本土の需要が弱く、特に西海岸が5.9%減の21万6958人に減少したのが影響した。一方、主要4市場(米西海岸、米東海岸、日本、カナダ)以外は4.8%増の10万282人で10万人台に増加。航空座席数を見ると、米西海岸発が5.6%減、米東海岸発が6.8%減となるなか、オセアニア発が49.5%増、他のアジア発が10.1%増と大きく供給量が増えた。日本発も9.3%増と順調に増えている。