外務省、エジプトの渡航情報「十分注意してください」に、ルクソール、アスワンなど

外務省は2013年12月13日付で、ルクソールとアスワン、アブシンベル、ハルガダの各都市と、シナイ半島のアカバ湾に面するダハブからシャルム・エル・シェイクの沿岸地域について、渡航情報(危険情報)を「十分注意してください」に引き下げた。

北シナイ県、南シナイ県(今回の引き下げ地域除く)、リビア国境地帯は「渡航の延期をお勧めします」、上記以外のエジプト全土は「渡航の是非を検討してください」は継続だが、日本人の人気デスティネーションであるルクソールやアスワン、アブシンベル等が「十分注意してください」に引き下げとなり、ゲートウェイのカイロは「渡航の是非を検討してください」で継続されていることから、今後の日本発のツアー送客に動きが出る可能性が強まった。

外務省では今回渡航情報を引き下げた地域について、デモや衝突の発生はほぼ見られず、落ち着いた状況になっていると説明。観光名所やリゾート地が多く、所管する観光警察棟が厳重な警備を行なっているという。ただし、2013年10月には南シナイ県エルトールの警察施設周辺で自動車爆弾テロ事件、2012年1月にシャルム・エル・シェイク市内で銃器による強盗で外国人観光客が死亡する事件が発生しており、その他地域でも起こる同様の事件が発生する可能性が排除できないとして、十分な注意を促している。

その他、各地の詳細については、外務省の海外安全ホームページへ。

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