国土交通省が発表した2013年(平成25年)10月の航空輸送統計によると、国際航空輸送の旅客数は同16.9%増の128万7955人と好調に推移した。旅客キロは同12.3%増。座席利用率は75.1%で、前月9月の実績を下回った。
方面別では、中国が同42.6%増の24万22人と回復傾向にあるのに対し、韓国は同7.5%減の14万7873人となり、減少幅は小さくなっているものの、依然として前年割れが続く結果となった。その他アジアは引き続き好調で同26.0%増の48万5256人、米大陸も同様に同12.1%増の16万9248人と順調に伸びた。このほか、太平洋が同5.5%増の12万4686人、ヨーロッパが同0.7%増の10万8267人、オセアニアが同4.0%増の1万2603人となり、韓国を除く全方面で前年を上回った。
国内定期航空輸送の旅客数は前年同月比4.5%増の826万8955人。旅客キロは同3.9%増で、座席利用率は67.6%となった。幹線・ローカル線別では、幹線が346万9143人で座席利用率70.8%、 ローカル線が479万9812人で座席利用率64.9%という結果になった。