スターウッドホテル&リゾートは2013年度、世界22か国で74軒のホテル(約1万6200室)をオープンした。新規契約数は16%増の152軒となり、4年連続で増加。2007年以降で最高の伸びで成長した。特に新興国市場で客室数を増加しており、開発中のホテルの約75%、2013年の新規契約の60%が、マレーシアやインドネシア、サウジアラビアなど、新興国市場で占めているという。
一方、先進国においてはコンバージョン(用途変更)ホテルに注力し、さらなる成長を目指す。40%の新規契約のうち、2013年度に契約してオープンした13軒はコンバージョンホテルだったという。また、既存ホテルからのスターウッドグループへの加盟契約数も、2006年以降で最多となった。スターウッドでは、9つのブランドラインナップの発展が新規オープンと加盟契約数、契約更新数の伸びに影響したとし、今後も各地域性に基づいた成長戦略で、さらなる新規開業数と加盟契約数の増加を目指していく方針だ。
カテゴリー別では、ラグジュアリー・ホテルの3ブランドでは2013年度に6軒をオープン。2014年度はコロンビア初のWホテルなどを含む計16軒のオープンを予定している。また、アッパーアップスケール・ホテルの3ブランドでは、2013年度に30軒の新規開業と60軒の新規契約を獲得。ミドルマーケット・ホテルの3ブランドでは37件の新規開業と77軒の新規加盟を契約した。