朝日学情ナビは、このほど2015年度卒業の学生8561名を対象にした就職先企業の人気ランキングトップを発表した。ランキングでは、2年ぶりにJTBグループが首位に。2位がオリエンタルランド、3位が全日空(ANA)という結果となり、上位3位までをレジャー、運輸、旅行会社などの観光関連企業が占める結果となった(20位までのランキングは、最下部に掲載)。
今年総合首位となったJTBは、昨年3位からの返り咲き。旅行会社では9位にHIS(前年17位)、24位に近畿日本ツーリスト(前年91位)、56位に日本旅行(前年99位)、94位に阪急交通社(前年182位)になるなど、どの企業も順位を上げている。
また、運輸・航空分野も同様だ。3位にANA(前年7位)、7位にJAL(前年41位)となったほか、前年199位だった成田空港が93位、前年444位だった関西国際空港が182位と急上昇した。前年36位のJR東日本は8位、前年19位だったJR東海は12位となった。
テーマパーク、ホテルでは、2位に東京ディズニーランドを運営するオリエンタルランド(前年6位)、帝国ホテル(前年170位)は99位となった。
一方、ランクダウンが目立ったのは、銀行、証券、保険の金融業や総合商社。学情ナビは、「ともに好調な景気を背景に堅調に業績を伸ばすが、サービス業に比べ親近感が湧きにくいためか票が伸び悩んだ。」とみている。
なお、この調査は、2015年3月卒業・修了予定の全国大学3年生、大学院1年生を対象に就職イベント来場者へのアンケート調査(2013年12月1日から2013年12月23日)と朝日学情ナビ登録学生へのインターネット調査(2013年11月5日から2013年12月26日)で回答を得たもの。就職希望企業を最大5社選択した。回答総数は8,561名、有効回答は8291名。