成田空港、国内線利用者の8割は「観光・旅行」の利用

成田空港活用協議会が実施した成田空港国内線に関する調査で、未利用者の80.7%が、成田の国内線就航地が全国15都市に広がり、利便性が向上していることを「知らなかった」と回答した。

将来的な利用意向は、「とても利用したい」は5.6%、「機会があれば利用したい」が47.7%であわせて5割強。利用条件としては「空港へのアクセス利便性の向上」が6割強と最多。また、「LCCの便数増」は「とても利用したい」の回答者が46.4%となり、「機会があれば利用したい」の回答者の32.1%を10ポイント以上上回ったことから、成田空港活用協議会では動機づけとして他項目より有効と見ている。

成田空港活用協議会の調査資料より

一方、利用目的は「旅行・観光」が8割、ビジネスが2割弱。利用満足度は65.4%が「とても満足」、「やや満足」で、その理由のトップ3は「空港と目的地のアクセスが良かった」、「航空機の運航ダイヤが良かった」、「航空運賃が安かった(適正だった)」。

また、羽田空港との比較では、利用者の約8割が羽田国内線の利用経験があり、成田国内線の利用理由は多い順に「国際線への乗り継ぎが便利」(25.7%)、「旅行会社(ツアー)の指定だった」(21.0%)、「空港までのアクセスがいいから」(18.1%)など。成田国内線の利用満足度は「とても満足」が20.5%、「やや満足」が43.8%。ただし、再利用意向で「ぜひ利用したい」の回答者のうち「とても満足」は50.1%と「やや満足」を約30ポイント上回ったことから、成田空港活用協議会では国内線の再利用には「とても満足」してもらうことが重要とした。

同調査は2013年10月12日~13日、インターネットで実施。対象は全国の15歳以上の男女5500人で、成田国内線利用実績のある人は4000人、未利用者は1500人。また、国内就航地からは3500人、就航地外は2000人。

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