近畿日本ツーリストが大会開催を運営した「信州諏訪湖温泉ラージボール卓球大会」が、第2回スポーツ振興賞「スポーツツーリズム賞」の「一般社団法人日本スポーツツーリズム推進機構会長賞」を受賞した。この賞は、公益社団法人スポーツ健康産業団体連合会と、一般社団法人日本スポーツツーリズム推進機構が、スポーツ振興賞選考委員会の審査を踏まえ、スポーツツーリズムやスポーツによる まちづくりに大きく貢献したものにおくられる。
ラージボール卓球は、通常の卓球の玉より大きく見やすいオレンジボールを利用しラリーが続くので年配の愛好者も多く、この大会の参加者の最高年齢は92歳とスポーツを通した健康志向の参加者が多いことも特徴だ。今回の受賞理由は、誰でも楽しめるラージボールと温泉を組み合わせ、アクセスの手配、おもてなしの態勢整備、など諏訪湖地域ならではの取り組みとして様々な地域資源を取り入れて魅力の向上に工夫した点が評価されたという。
「信州諏訪湖温泉ラージボール卓球大会」は、長野県諏訪湖周辺の2市1町の観光協会、事業者が中心となり実行委員会を立ち上げ、2013年3月に第1回を開催実施。近畿日本ツーリストは、温泉とスポーツを組み合わせたツアーを実施、スポーツメーカーと連携し、首都圏と中部圏からの直行バスの運行・上諏訪温泉の宿の手配・総合案内の他に、全国のラージボール愛好者への大会参加の案内をはじめとした大会運営をサポートした。諏訪市・上諏訪温泉の、平日を利用した安価な宿提供、下諏訪町の諏訪大社下社を中心とした観光地めぐり、岡谷市は50台の卓球台と県下最大級の体育施設を大会会場として提供するなど、広域地域の行政、観光協会、観光事業者、卓球協会、地元企業などが協力し、新たなネットワークを構築した。
なお、「信州諏訪湖温泉ラージボール卓球大会」は、2014年も開催されることが決定しており、現在参加者を募集受付中だ。