東北六魂祭、観光の経済効果は総額約37億円、今年は5月に山形市で開催

2013年6月1日と2日に福島市で開催された「六魂祭」の経済波及効果は、総額で約37 億円と試算された。これは、福島市役所観光課が「六魂祭」の観光客を約25 万人と公表したことを受け、一般財団法人とうほう地域総合研究所が、観光客が及ぼした経済波及効果を推計したもの。2日間で25万人を集客したのは、福島市政始まって以来最多という。

同調査によると、経済波及効果は総額で約37 億円の内訳は、観光客消費額が市内企業に及ぼした需要額である直接効果が約15 億円、第一次波及効果(直接効果が市内企業に及ぼした生産誘発額)が約18 億円、第二次波及効果(直接効果と第一次波及効果により生じた消費支出が市内企業に及ぼした生産誘発額。)が約4 億円。

「六魂祭」観光客の消費支出額による名目市内総生産押し上げ率は0.2%と推計される。また、観光庁「共通基準による観光入込客統計」における本県観光客の構成比を基に試算すると、観光客の消費支出額は総額で約26億円と推計した。

「東北六魂祭」は、東北6県の代表的な夏祭りが集まる祭りで、「6大祭りパレード」のほか様々なイベントが行われるもの。2011年の第1回は宮城県仙台市、2012年は岩手県盛岡市、2013年は福島県福島市で開催された。2014年は5月24日、25日に山形県山形市で開催予定。


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