ヤフーは、このほど2013年のゴールデンウィーク期間に宿泊を伴う旅行経験者を対象に、実際の旅行に関する情報収集や予約行動についての調査結果を発表した。この調査は、ネットモニター1040人を対象に行ったもので、インターネットユーザーの旅行予約動向が明らかになっている(記事中の図表はヤフー作成)。
ゴールデンウィーク旅行の情報収集の開始時期始については、「3月ごろから」が27.2%で最多。一方、直前ともいえる「4月ごろから」が21.3%、「直前」が11.3%と間際に情報収集をする人が3割を超えており、航空や宿泊施設のキャパシティさえ確保できれば商機が多く存在していることがわかる。JTBの推計によると、2014年は国内・海外ともに前年割れの予測だが、4月は始まったばかり。ネットユーザーを間際で少しでも多く取り込みたい。
また、インターネットによる情報収集では「何度も検索した」人は58.0%、「数回程度検索した」の35.3%で合わせると9割超。ゴールデンウィーク旅行に関心のある、ほとんどの人が「検索」行動をしている結果となった。
▼ネットユーザーの8割がネット予約、重視するのは「価格」
今回の調査で、宿泊施設や交通機関の予約方法については「インターネット(パソコン)」と回答したのは79.6%(複数回答)。一方、「店頭カウンター」が12.8%、電話が6.3%という結果となり、リアルなコミュニケーションによる予約が非常に少ない結果となった。
インターネットで予約をした理由については、「予約が簡単にできたから」が57.5%、続いて「空き状況がすぐにわかるから」が49.9%となっており、ネット予約に簡便性を求めている傾向がみられる。
また、ゴールデンウィーク旅行の予約で重視したものに対する回答では「料金」が61.1%で首位に。続いて、「ホテル・宿泊施設」「訪問地」が上がっており、ネットユーザーが「価格」にかなりシビアである実態が明らかになっている。
この調査は、ヤフー自主調査として調査会社マクロミルのネットモニター1040人の全国男女を対象にインターネット調査で行われたもの。調査期間は2014年1月27日から1月28日。
(トラベルボイス編集部:山岡薫)