3世代の国内旅行への出費意向は7割超、孫との新しい関係は「孫友」

博報堂の新しい大人文化研究所は、同研究所の調査分析から団塊世代を含む60代の孫に対する意識の変化を指摘し、新しいビジネスチャンスがあると発表した。

これによると、従来までは祖父母が孫の「大甘ポケット」と称され、子育ては子供夫婦に任せ、祖父母は孫を甘やかすという関係が一般的だった。しかし、現在の60代は孫とのコミュニケーションを増やしたい人が94.5%と多勢を占め、孫育てへの参加意向の理由は「一緒にいると楽しいから・刺激があるから」が71.2%と最多。テレビや食、インターネットなどを共通の話題とし、孫との友達関係「孫友」関係を楽しんでいるという。

「孫と一緒に行きたいところ/やりたいこと」では、国内旅行(54.5%)が最も多く、食事一般(51.7%)、散歩・散策(47.1%)と続く。そのほか、テーマパーク(36.8%)、ハイキング(22.8%)、海外旅行(20.2%)など、回答には旅行や観光の要素が多かった。

特に3世代での国内旅行への意向は82.3%と高く、出費意向も72.1%が旅行にお金をかけてもよいと回答。このことから博報堂では、特に孫を含めた3世代をターゲットとした消費の可能性が、今後は広がりそうだとしている。

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…