東京都、東京五輪と10年後の将来像、長期ビジョン策定へ

東京都は2024年を計画期間とする「東京都長期ビジョン(仮称)」を策定することを決定した。2014年9月上旬をめどに将来像や政策目標を示した中間報告を公表し、12月末をめどに策定を目指す。

長期ビジョンの策定は、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会(東京五輪)を史上最高の大会実現とするための準備と、東京五輪を起爆剤に世界一の都市・東京の実現を目指すための新たなグランドデザインを描くのが目的。また、少子高齢・人口減少などの課題解決に取り組み、日本のみならず世界の手本となる都市モデルの構築を目指し、都政運営の新たな指針とする。

そのため、長期ビジョンには2020年までに完了させる政策・事業を明らかにし、東京五輪開催時と10年後の姿を明示。そのための道筋や工程表として政策目標や3か年の実施計画等を示すものとする。また、確実に政策を推進するため、目標等を数字化し、進捗状況等の見える化を図る。また、必要により目標の再設定や事業優先度等の見直しを行い、都政の重要課題に対してはタスクフォースの設置など機動的な検討体制を整備。必要に応じて意見の幅広い聴取も行ない、具体的な政策展開に反映させるとした。

なお、具体的な政策目標や3か年の実施計画案の作成の留意事項として、「2020年の東京へのアクションプログラム」などの検証を踏まえること、都民区市町村等の意見・要望を十分聴取することとしている。

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…