2013年(平成25年)のビザ発給統計が外務省より発表された。全在外公館のビザ発給件数は、186万4425件(前年比6.1%減)で、前年を約12万件下回った。2013年は7月1日からタイとマレーシアに対する短期滞在ビザ免除を含むASEAN諸国への訪日ビザの要件緩和を実施しており、その効果で訪日者数は初めて1000万人を超え、ビザ発給件数は昨年より減少した。
訪日ビザの発給数で国籍別にみると中国、タイ、インドネシア、フィリピン、マレーシア、ベトナムの上位6カ国の発給件数が全体の約8割を占めた。これに7位以降のインド、ロシア、ブラジル、韓国を加えた上位10カ国が全体の9割を占めている。
中国人観光客については、平成24年9月にビザ発給件数が大幅に減少、平成25年上半期までこの傾向が続いた。その後、件数は増加傾向にあったが2013年(平成25年)については2012年(平成24年)の発給数には及ばなかった。
【国籍・地域別のビザ発給件数】
- 中国(97万1542件)
- タイ(18万3684件)
- インドネシア(12万2376件)
- フィリピン(9万9258件)
- マレーシア(7万231件)
- ベトナム(6万5305件)
- インド(5万5622件)
- ロシア(5万4948件)
- ブラジル(2万8697件)
- 韓国(2万1644件)
【在外公館別のビザ発給件数】
- 在上海総領事館(37万1258件)
- 在中国大使館(23万5482件)
- 在タイ大使館(17万8973件)
- 在広州総領事館(14万4496件)
- 在インドネシア大使館(9万1860件)
- 在フィリピン大使館(8万9180件)
- 在瀋陽総領事館(6万4461件)
- 在青島総領事館(4万7085件)
- 在大連出張駐在官事務所(4万6131件)
- 在マレーシア大使館(4万4484件)