エイビーロード・リサーチ・センターは、海外旅行検索・比較サイト「エイビーロード」の夏休み期間(2014年7月19日~9月30日)のツアー問合せが、前年同で推移していると発表した。発着地別では東京が前年比2%増で、羽田発着枠拡大の効果で羽田発が37%増と大幅に増加。その他は大阪が4%減、名古屋は12%減の状況だ。
方面別では、1位は3年連続でオアフ島。全体の10.1%を占め、ダントツの人気となっている。2位は台北がシェア4.2%で上昇。トップ10以外ではミュンヘン21%増、ハノイ15%増、バンクーバー115%増など、羽田増枠の影響が顕著だ。また、エリア別では、これまで縮小していたオセアニアが16%増と復調傾向にあるほか、アジア(4%増)やビーチリゾート(2%増)、ヨーロッパ(1%増)など羽田増枠エリアはプラス推移となっている。
ツアー日数は平均6.0日で、5日間が22.1%、6日間が21.8%、8日間(16.1%)の順。5日間が前年より微増となったのに対し、6日間、8日間は微減、次に多い3日間も15.1%で1.7ポイント増と増えるなど、短期化傾向にある。出発・帰国日ともにお盆前後の土・日に集中するなど、人気の特定日が増えており、エイビーロードでは今後は人気日の予約が取りづらい状況になると懸念している。
【2014夏休み期間の問い合わせ旅行先シェアTOP10】
問合せ先:シェア(昨年順位:シェア)
- オアフ島:10.1%(1位:10.8%)
- 台北:4.2%(3位:3.5%)
- グアム:3.4%(4位:3.0%)
- ローマ:2.8%(7位:2.6%)
- バルセロナ:2.7%(6位:2.6%)
- シンガポール:2.4%(9位:1.9%)
- セブ島:2.3%(トップ10圏外)
- ソウル:1.8%(8位:2.3%)
- ロンドン:1.6%(トップ10圏外)