ブランドUSA、「アメリカの食」で各地の観光アピール、レシピブックも刊行

アメリカの連邦レベルでの観光プロモーションを担うブランドUSA は、今後「食」をテーマにした観光プロモーションを実施していくにあたり、オリジナルレシピブック「 極上のアメリカンフードストーリー」を刊行した。2014年7月1日にはアメリカ大使公邸で、アメリカ北東地区トップシェフにも選ばれたバーバラ・リンチ・シェフを招聘して、料理のデモンストレーションイベントを行い、「アメリカの食」の魅力をアピールした。

ブランドUSAは、2010年に成立した「旅行促進法 (TPA)」に基づいて設立され、ESTAの取得料金と旅行業界の拠出金によって運営、観光の促進による経済の成長や雇用の創出を目的としている。2012年6月には日本事務所も開設し、さまざまな観光プロモーションを展開してきたが、今回は『Discover America Culinary Story (極上のアメリカンフードストーリー)』という「食」を軸に置いたもの。

日本語を含む6カ国語で刊行されたオリジナルレシピでは、全米トップシェフ31名が登場し、彼らの地元に根ざした料理のレシピと共に、アメリカの様々な地域の豊かな食文化や特色が紹介されている。また、レシピブックの内容をブランドUSAの公式ウェブサイト内に設置した特設ページで公開するほか、公式ツイッター・アカウントを通じてもアピールしていくという。7月4日のアメリカ独立記念日に合わせて、この全米トップシェフ31名から選ばれた5名のシェフが日本,中国、オーストラリア、台湾、韓国のアジア5カ国を訪問し、プロモーション活動を行う。

日本には、料理界のアカデミー賞とも言われるジェームズ・ビアード賞を受賞し、ルレ・エ・シャトーの会員レストランのオーナー・シェフであるバーバラ・リンチ氏が来日した。この日は、キャロライン・ケネディ駐日米国大使の出身地でもあるボストン及びマサチューセッツにゆかりがある料理のデモンストレーションを実施、ゲストスピーカーとして国際ソムリエ協会現会長の田崎真也氏がアメリカ料理と合うワインの紹介を行った。主菜にはメイン州産のロブスター、デザートにはカリフォルニア州産のクルミを使うなどアメリカの食材を生かした料理が披露され、ペアリングのアメリカのワインと共に出席者を魅了した。

*上記画像は、左から米国大使館 商務担当公使  アンドリュー・ワイレガラ氏/米国大使館農産物貿易事務所 所長 スティーヴ・シニッツラー氏/バーバラ・リンチ氏/田崎真也氏/ブランドUSA 日本代表 早瀬陽一氏

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