日本と台湾の相互交流人口が大きく増加を続けている。台湾観光局の集計によると、台湾から日本を訪れた台湾人旅行者数は2009年の約111万人から増加を続け2013年には約235万人に。日本から台湾を訪れる旅行者は2009年の約100万人から2013年には142万人を数えた。2014年1月~5月の累計では、訪日台湾旅行者が前年比138%の119万6493人、訪台日本人旅行者は同115%の66万3421人だ。
こうした活況のなか、台湾観光協会はさらなる台湾観光誘致を目指して、チャイナエアラインとともに富士急行のバス2台を活用した観光PRラッピングバス「Time for Tiwan」を2014年7月26日から1年間運航する。運航ルートは、新宿/河口湖・富士五湖線と羽田空港/河口湖・富士山線の2路線。台湾の観光の魅力や台湾観光親善大使の小林幸子さんを車体に描き、都心から山梨県まで約100キロの広域を動くプロモーションを行う。
このほど開催されたラッピングバス完成披露会見では、台北駐日経済文化代表處、陳調和副代表(写真右)が登壇。両国民の親近感と信頼感が強いが「最も大事な財産」と語り、今後も相互交流が増えることに期待感を示した。
また、来賓として登場した小林幸子さん(写真右)は、全国のコンサート会場で台湾の魅力を語っていることを紹介。台湾現地を訪れた際も、暖かく迎えてもらうことが多く、「今後も応援したい」と意欲を語った。
なお、2014年2月には富士山と台湾最高峰の玉山(3952メートル)が友好山提携を結んでおり、3月に日本富士山協会が台湾玉山ツアーを催行済。8月には中華民国山岳協会が富士山登山ツアーを実施する予定だ。
(トラベルボイス編集部:山岡薫)