マリオット・インターナショナルは、海外ホテルでモバイルサービスを拡充する。まずは、すでに導入されているモバイル・チェックイン・チェックアウトの対象ホテルを拡大。従来は旗艦ブランドであるマリオットの約500軒のみだったが、このほど以下の10ブランドも追加。対象ホテルは全1200軒に拡大する。2014年末には4000軒以上のホテルで利用できるようにする予定だ。対応言語は英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語の5つ。日本国内のホテルは未対応となっている。
また、マリオット・ホテルでは北米の15都市で、「モバイル・インキュベーター」の実験とし、モバイル・サービス・リクエストの対応を行なっている。タオルや枕の追加などのリクエストや、モバイルアプリでのホテルスタッフとのチャットなどをできるようにしたもので、来年初めにはマリオットのFGP「マリオット・リワード」会員を対象に提供する予定。これまでのテストでは、利用者の86%がホテルスタッフとのチャットを使用したという。
さらにマリオット・リワードでは、ビーコン技術を活用したモバイル情報の提供を開始。希望する会員が参加ホテル内のスポット付近を通ると、モバイルにホテル側のおすすめ情報が受信されるというもの。将来的には参加ホテル近辺で利用できるサービスも含めることを計画している。
新たにモバイル・チェックイン・チェックアウトを採用するブランドは以下のとおり。
- ザ・リッツ・カールトン
- JW マリオット・ホテル&リゾート
- ルネッサンス・ホテル
- オートグラフコレクション
- コートヤード
- スプリングヒル・スイート
- フェアフィールド・イン&スイート
- レジデンス・イン
- タウンプレース・スイート
- マリオット・エグゼクティブ・アパートメント
▼YouTube:Marriott Mobile App: Mobile Check-in & Checkout【動画】
(トラベルボイス編集部)