東京都港湾局は「東京都臨海副都心MICE拠点化推進事業」で、2016年度の補助対象事業者として10事業を選定した。
このうち、「アフターコンベンション機能の形成に効果が高いと認められる事業」で、トヨタ自動車の「日本初!パーソナルモビリティロボット『ウィングレット』の共同利用サービスの導入」も選定。エリアへの注目度の向上とともに、臨海副都心の新たな観光資源の開発に繋がる事業であり、海外MICE案件の誘致が期待できるとする。
また、富士ゼロックスの日・英・中・韓の4か国語による「モバイル端末による多言語での『観光音声ガイドサービス』の導入」も決定。観光スポットや商業施設で端末が自動的にその場所の情報を取得することで、エリアの更なる魅力体験が可能になると見込む。
このほか、アジアで初という「人の動きを感知して画像が変わるプロジェクションとお台場海浜公園のイルミネーション」(東急不動産)、「東京ビッグサイトにおける大規模なプロジェクションマッピング」(東京ビッグサイト)、「公共スペースにおける無料WiFi環境の拡充」(ソフトバンクモバイル、東京臨海ホールディングス)なども選定した。
東京都港湾局では同補助事業を2012年度から実施している。2014年度は11件の申請に対し、公布件数は10件、辞退1件。交付総額は約2.8億円の予定だ。
(トラベルボイス編集部)