全日空(NH)とフィリピン航空(PR)は、二社間提携に合意し、今後コードシェアやスルーチェックイン、マイレージ提携を行う。2014年10月26日以降、両社の両国間の国際線と国内線には相互にコードシェア便名を付与。これによって、ANA運航便を利用する旅客はマニラ以遠ではフィリピン航空運航のコードシェア便を利用してダバオやセブなどフィリピン国内10路線への乗継が可能になる。フィリピン航空利用の旅客は羽田・成田・名古屋・関空・福岡に到着後、ANA運航のコードシェア便を利用して千歳や福岡など19路線への乗継が可能になる(両国政府に認可申請中)。
また、ANAとフィリピン航空を利用した乗り継ぎ便では乗り継ぎ空港で再度チェックインが不要となるスルーチェックインが可能に。これによって乗継必要時間が短縮され、マニラ空港では国内線への乗継が提携前の2時間から90分に、国際線では5時間から2時間に短縮される。
なお、ANAは2014年3月から羽田/マニラ線を新設し成田線とあわせて週14便を運航。フィリピン航空も、羽田の昼間時間帯にマニラ便を3月から就航させており、成田、名古屋、関空、福岡発着のフィリピン線は週60便で運航している。両社を合わて、日本/フィリピン間のネットワークは、週74便となっており、両社は今回の提携で旅客の利便性を高めたい考えだ。
(トラベルボイス編集部)