KNT-CTが農業ビジネスに参入、農産物の輸出サポート視野に農園体験や視察ツアーに着手

KNT-CTホールディングスは、農園経営・農産物販売を行う和郷と業務提携を実施、観光業との連携による新たな農業ビジネスへの参入を発表した。

提携事業第一弾としては、KNT-CTグループ傘下の近畿日本ツーリストが、和郷所有の農園訪問体験を組み込んだ個人・団体向け「観光農園ツアー」と農業ビジネス関係者向けの「視察・研修ツアー」の商品化・販売を実施、将来的には和郷が生産した商品の販売や海外輸出をサポートするビジネスも視野に置くとしている。(計画中のツアー概要は下段に記載)

和郷は、千葉県にて複数の生産農家による協業モデルを用いた「和郷園」を経営し、野菜の生産から加工・販売までを積極的に展開する農業法人で、政府が日本再生戦略として打ち出している「攻めの農地改革」や農業者の自律を目的とした「農業の第6次産業化」を推進する役割にも位置づけられている企業だ。

近畿日本ツーリストでは、これまで観光分野で培ってきた経験やノウハウを活かすことで、今回の新事業参入を10年・20年後の社会を見据えた事業展開の1つとし、今後も社会問題の解決に貢献する事業を積極的に実施していきたいとしている。

業務提携第一弾として計画中の事業は以下のとおり。

  • 観光農業事業

農園リゾート(THE FARM)<コテージ・カフェ・貸農園・日帰り温泉 >訪問を組み込んだ旅行商品の企画、販売。団体旅行(教育旅行・企業研修等)では2015年4月~5月頃の設定を予定。

※個人旅行では、2014年10月よりグループ会社であるクラブツーリズムにより日帰りバスツアーを販売中。

  • 農業ビジネス促進支援事業

和郷グループ施設の視察・研修プログラムの企画、旅行商品化および販売。


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