東急、「家具付きマンスリー賃貸」と「宿泊」を組み合わせた、新しい宿泊事業を開始、民泊エアビーとの協業も

東急は、長期滞在の需要増加に対応する都市型のアパートメントホテル事業「The Apartment Hotel by Stylio(ザ・アパートメントホテル・バイ・スタイリオ)」を開始した。

この事業は「街とつながる、ネイバーフッドステイ」をコンセプトに、長期滞在者向けの「家具付きマンスリー賃貸」と、旅行者向けの「宿泊」の2つを組み合わせた運用をおこなう都市型のアパートメントホテル。今後、増加が見込まれる訪日外国人の利用も見据える。

まず渋谷、代官山、恵比寿、代々木で4棟41室を順次オーブン。今後は、東京都心エリアを中心に東急線沿線や地方エリアなど年間100~200室の供給を目指す。

2年単位の契約が通例である賃貸物件が1泊から運営できる部屋として企画されるほか、一般的な賃貸住宅を長期滞在に適した快適な空間に企画することで、物件の価値を向上。また、ソフトウェアやオンラインでの集客を進めることで、一つの空間で賃貸と宿泊の二つの用途の無人オペレーションを可能にする。

東急は、同社が取得した賃貸住宅物件にリノベーションや建て替えをおこない、宿泊機能を追加。住居とホテルの中間のような空間を目指し、内装設計は北欧スタイルの落ち着いたインテリアが特徴のデザインユニットmokが手がけた。また、長期滞在にも適応するようキッチンやランドリー、家電備品など機能面も充実させている。

多様な暮らしの提案でエアビーと協業

また、東急は、多様な暮らし、旅の提案、空き家問題などへの取り組みを目的に、民泊エアビーアンドビー・ジャパン(Airbnb Japan)と包括連携協定を締結。この事業における利用実態調査を実施し、多様化するライフスタイル・観光や、遊休不動産の活用などのテーマを共同で検証していく。

具体的には、新しいライフスタイルにあった住み方の提案、地域課題の解決を通した沿線の活性化、コミュニティと連携した地域活性化で協業を進めていく。

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