
帰らない日は家賃が不要になり、民泊で活用するという新たな不動産賃貸(リレント)サービスを提供するUnito(ユニット)社は、このほど最短即日入居できる部屋探しプラットフォーム「unito」の多言語対応を開始した。
「unito」 は、最短即日で入居可能な部屋探しができるプラットフォーム。掲載されている部屋には、家具・家電、Wi-Fiや生活必需品を完備し、スーツケース1つで手軽に引っ越しができる。また、不在時に民泊で貸し出しをおこなうことで家賃が下がる料金システム「リレント(Re-rent)」に対応する部屋もある。
このほど、訪日外国人の中長期滞在ニーズの増加を見込み、第1弾として英語版の運用を開始。現時点でunitoに掲載している家具・家電付きホテル・サービスアパートメント2374室の検索、比較、契約申し込みが英語で可能となる。対応言語は順次拡大する。同社は「インバウンド需要を起点に、『フレキシブル賃貸』という新しいカルチャーを育み、暮らしの選択肢を広げていきたい」などとしている。
同社によると、多言語化の背景には、2024年4月に政府が導入した訪日外国人向け「デジタルノマドビザ」の影響があるという。中長期滞在の問い合わせが急増しており、その問い合わせは、2025年3月末時点で累計100件。2024年11月に開始した訪日外国人向けのマンスリー契約プランの契約が好調なことから、英語をはじめとした多言語対応の導入を決めた。
スマートフォンやブラウザの言語設定が日本語以外でアクセスすると、自動的に英語表示に切り替える。英語版サイトから物件の問い合わせをすると、日英併記で返信メールを送信し、海外の利用者にも物件の詳細を分かりやすく伝える。