アリタリア-イタリア航空(AZ)とエティハド航空(EY)は、2社間の提携に関して欧州連合理事会規則の承認を得た。これによって、2014年8月に発表された両社の戦略的提携を実行に移すことができるようになる。2014年末を目途に提携作業を完了する方針だ。
8月に発表された戦略的提携とは、経営難となっていたアリタリアーイタリア航空の株式をエティハド航空が49%取得して経営再建を目指すもの。エティハド航空社長兼最高経営責任者ジェームズ・ホーガン氏は、今回の承認をうけて喜びの声明とともに「イタリアへ、またイタリアから業務や観光で飛行機を利用するお客様に、幅広い旅行の選択をご提供できるようになるということが最も大切」とコメント。今後のイタリアを起点としたネットワーク拡充に意欲的だ。
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アリタリア最高経営責任者ガブリエレ・デルトルキオ氏は、同社にとって「最高の結果」と評価。「アリタリアとイタリアの旅行・観光業が長期的に成長するための財政的安定と確実な基盤ができた」として歓迎している。