ロイヤル・カリビアン・インターナショナル(RCI)は、2015年に中国に配船する次世代型新造船「クァンタム・オブ・ザ・シーズ」(16万8000トン)について、日本への寄港計画を発表した。クァンタム・オブ・ザ・シーズは世界最大22万5000トンの「オアシス・クラス」に次ぐ世界2位の大きさで、日本とアジアに配船する最大の客船となる。
2015年7月以降、上海を母港とし4泊~6泊のショートクルーズを中心に運航。韓国の釜山やソウルと日本の福岡、長崎、境港を組み合わせたコースが多いほか、沖縄、広島、神戸、横浜を含む計7港54回の寄港を計画した(チャーターの引き合いによっては変更の可能性あり)。
このほか、ロイヤル・カリビアン・インターナショナルでは13万8000トンの「ボイジャー・オブ・ザ・シーズ」でゴールデンウィークの日本発着クルーズを実施。夏の香港発着クルーズでも九州・沖縄に寄港する。また、「マリナー・オブ・ザ・シーズ」では上海および天津を母港に日本寄港を予定し、9月には日本一周クルーズも実施する予定だ。
さらに傘下のセレブリティクルーズの「セレブリティ・ミレニアム」によるアジアクルーズで、高知や秋田に初入港するほか、日本の旅行会社のチャーターによる広島発着クルーズと神戸発着クルーズも行なう。アザマラ・クラブ・クルーズの「アザマラ・クレスト」も日本寄港を計画している。これらクルーズを含めロイヤル・カリビアン・クルーズでは2015年は計5隻が19港に147回寄港する予定だ。