ANA(NH)が発表した2014年11月の旅客輸送実績によると、国際線旅客数は前年比9.6%増の57万3838人となり、引き続き好調に推移した。今年3月から羽田路線が拡大したことにより、有効座席キロは同15.8%増、有償旅客キロも同9.1%増と増加となったものの、利用率は69.5%となり、前月同様70%を下回る結果となった。
方面別の実績を見ると、全方面で供給、需要とも増加。北米/ホノルル方面の旅客数は同4.0%増の12万6294人で利用率69.3%、ヨーロッパ方面の旅客数は同18.6%増の5万7799人で利用率67.0%、アジア方面の旅客数は同10.3%増の38万9745人で利用率70.9%。
国内線の旅客数は同0.6%減の353万867人。有効座席キロは同1.7%減となったものの、有償旅客キロは0.9%増となり、利用率は前月の68.7%から69.5%に改善。8月に続いて今年度最高を記録した。