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日本政府観光局(JNTO)発表による訪日外国人数をタイ・シンガポール・マレーシア・インドネシア4カ国の比較でみると、2014年11月はタイが前年比32.9%増の6万8000人、シンガポールが同33.5%増の2万6700人、マレーシアが同5.9%増の2万7700人、インドネシアが同3.5%増の1万1400人となり、4カ国すべてが9月以降引き続き前年比を上回る結果となった。1月からの累計では、タイ(前年比46.2%増の58万1300人)とマレーシア(同42%増の21万200人)で、すでに年間の過去最高を記録した。
シンガポールでは、11月単月として過去最高を記録。JNTOではその理由として、11月中旬からの学校休暇の時期に重なったことや円安効果、20~30第女性層に向けたプロモーションなどが寄与したとしている。タイでは中部・関西方面を中心としたインセンティブ旅行が複数回開催されたことが好調な伸びの要因とされている。なお、インドネシアでは昨年実施されたインセンティブ旅行が今年は開催されなかった状況があり、マレーシアでは学校休暇期間の変更などの要因があったため、両国の伸びは1桁にとどまる結果となったとしている。
直近12カ月の推移は以下のとおり。
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(トラベルボイス編集部)