ハウステンボスの2015年9月期第1四半期(2014年10月~12月)の決算は、取扱高が13.4%増の80億34万円、営業利益が18.1%増の27億円、経常利益が15.5増の28億9900万円となった。取扱高を大きく伸ばす一方、業務効率の改善と経費削減により、販売費や一般管理費を最小限にとどめ、利益が拡大。前期は佐世保市からの再生支援交付金1億8400万円の交付があったが、今期はその終了の影響を受けることなく、増収増益を果たした。
ハウステンボスでは期間中、様々なイベントやアトラクションを実施。初開催のインターナショナルフラワーコンテスト「世界フラワーガーデンショー2014」の開催や世界初の運河イルミネーションショー「光と噴水の運河」のほか、アトラクションでは世界初となるSR(代替現実)ホラーアトラクション「ナイトメア・ラボ」など、初開催のイベントやアトラクションも用意した。
新施策も積極的に取り入れ、視察を拡充した結果、12月単月の入場者数は3年連続で過去更新を記録。期間中の入場者数は海外客数が2.8%減の4万5500人と減少したが、全体では11.1%増の83万1000人と2ケタ増を達成。宿泊者数も7.4%増の8万2600人と数を伸ばした。