日本政府観光局(JNTO)によると、2015年1月の訪日外国人の人数(訪日外客数:推計値)が前年同月比29.1%増の121万8400人となった。2015年1月は、旧正月(春節)効果がなかったにもかかわらず昨年を27万4000人上回る好調な出だしとなった(2014年の旧正月(春節)は1月下旬から。2015年は2月中旬から)。
2014年1月の状況と前年推移は以下のとおり。 ※本グラフはコピー&ペーストで自由に転載可
市場別で首位となったのは韓国。単月で過去最高となる35万8100人(前年比40.1%増)となった。2位は中国で22万6300人(前年比45.4%増)、3位は台湾で21万7000人(前年比10.2%増)。近隣諸国が上位を占める中、韓国が群を抜く結果だ。
伸び率では、上位からベトナムが前年比83.4%(1万2300人)、タイの同64.9%増(4万4800人)フィリピンが57.2%増(1万4400人)と東南アジアの伸びが堅調だった。
JNTOは、好調の結果について訪日プロモーションで豪州や東南アジアを中心に、スキーや雪遊び、冬のイベントなど「スノーリゾートとしての日本」を PR してきたこと、ビザの緩和、消費税免税制度の拡充、円安進行による訪日旅行の割安感の浸透が寄与したものとみている。 2 月は旧正月休暇に期待が高く、円安傾向の継続やスノーレジャー需要の拡大で好調に推移するものとみている。
(トラベルボイス編集部)