日本航空(JL)の2015年1月の国際線輸送実績は、旅客数が前年同期比1.8%減の63万6914人、有効座席キロ(ASK)は同2.9%増となったものの、有償旅客キロ(RPK)は同0.4%減となり、供給に需要が追いつかない結果となった。利用率は71.9%。
方面別の実績を見ると、旅客数が前年を上回ったのは、東南アジア線のみ(同8.3%増)。同路線では、ASKが同9.3%増と供給を増やしたが、RPKが同10.8%増となり、供給以上に需要が伸びた。ヨーロッパ線は供給を10%以上縮小。しかし、需要の落ち込みはそれを上回り、旅客数も同13.9%減と苦戦が続いた。中韓線も前年と比べて供給を縮小。その結果、旅客数は韓国線で11.9%減、中国線で同11.7%減となった。そのほかは、太平洋線が同1.9%減、オセアニア線が同5.5%減、グアム線が同4.2%減。
国内線の旅客数は同0.9%増の241万2188万人。有効座席キロ(ASK)が同0.5%減、有償旅客キロ(RPK)は同0.6%増。利用率は60.8%となり、前月同様に60%をかろうじて超える結果に終わった。