トリップアドバイザーが世界の旅行者と宿泊事業者を対象に実施した旅行動向調査「トリップバロメーター」で、調査対象である世界の旅行者の10%が2014年に日本を旅行したと回答した。(調査対象は、世界7エリア32か国と地域で3万4016名で、そのうち日本人は2001名。)
この調査は、世界のオンライン人口比を、全体と各国・地域別に加重したもの。2015年1月16日〜2月2日の間にオンラインで実施した。これによると、1位のアメリカ(19%)に次いで2番目に世界の旅行者が訪れた国となり、イタリアやフランス、イギリスを上回った。2015年に訪問する予定の国でも、1位のアメリカ(20%)に次いで2番目に日本(11%)の回答が多く、トリップアドバイザーでは日本のインバウンドビジネスは2014年を上回る堅調な推移になるとした。
ただし「夢の旅行先」として、旅行予算や費用を考慮しないで済むのならどこに行きたいかを聞いたところ、日本は訪問意向の順位から下落し、10位に。1位はオーストリア、2位はアメリカ、3位はイタリアだった。日本を「夢の渡航先」の上位3位にあげた訪日意欲の高い国は以下の表のとおり。
一方、2014年にレジャー目的の海外旅行をした人の割合が多い国のランキングでは、1位がオーストリア(98%)で、スイス(97%)、ドイツ(31%)と続く。トップ10のうち6か国がヨーロッパの国で、4位にアラブ首長国連邦(89%)、5位にイスラエル(87%)など中東2か国も入った。日本人のレジャー目的の海外旅行者は59%だった。
調査は2015年1月16日~2月2日までオンラインで実施した。