2015年4月1日は、各地・各社で新入社員の入社式がとりおこなわれた。新たな仲間を迎え、そこでは経営トップが新入社員に向けて経営方針・活動方針をメッセージを贈っている。ここでは、4月1日までに編集部に寄せられた旅行・観光IT各社の入社式で語られたトップのメッセージや入社人数などをまとめた。
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H.I.S.は外国人37名を含む668名の新入社員。平林代表は新入社員に向けて、訪日外国人数の増加傾向やスマートフォンがビジネスのスタンダードになりつつある動向を挙げながら「今年は旅行市場が転換期にある」と説明。社員が自らの未来を考える重要性にも触れ、「新たなH.I.S.グループの成長軌道にむけて、共に挑戦していきましょう」と締めくくった。
ANAグループの2015年度入社式に参加した新入社員は31社1187名。片野坂グループCEOは、新入社員に向けて「安全こそすべて」と、日々の業務に挑むにあたって「安全理念」を徹底することを呼び掛けた。
日本航空(JL)は、新入社員831人を迎えた。式では先輩によるメッセージが書かれた紙ヒコーキに、新入社員が自分の想いを書き加えて飛ばす儀式も。
日本旅行は、新入社員120名を迎えた。丸尾和明代表は、「2015年度はビジネスモデル転換の実現を期してスパートをかける年度」と日本旅行グループ全体が一丸となることの重要性を強調。創業110周年迎えるにあたり「創業者のチャレンジ精神を私たち社員一人ひとりがDNA化し、受け継いでいかねばならない」との想いにも触れた。
ソフトバンクモバイルは、561名の新入社員を迎えた。グループ代表孫正義氏は「ソフトバンクグループの本業は”情報革命”」とし、世界初の感情認識ロボットPepper(ペッパー)にも言及しながら「近い将来、コンピュータの知的能力が人間を超える『シンギュラリティ』の日が必ずやってくる」との予測を提示。「この情報革命をリードしていく。」とも。
今年度の新入社員は99名。小川亘社長は、同社が今年60周年の節目として「原点回帰」の年に当たることに加え、昨年10月の設置後業界初の取り組みが注目を集めている新組織「未来創造室」の活動を紹介。未来をともに創造していく期待を込めて「品格のあるツーリストパーソンになってください」との言葉で締めくくった。