三井不動産はマレーシア・エアポート・ホールディングスBHD(MAHB)と合弁会社・MFMAデベロップメントSDN.BHDを設立し、「三井アウトレットパーク クアラルンプール国際空港セパン」をオープンする。
クアラルンプール国際空港の敷地内に位置し、空港からの無料シャトルや市内/空港間の路線バスでのアクセスも可能。パーク内には搭乗手続き用の「自動チェックインシステム」や、フライトインフォメーションも設置し、周辺居住者(873万人)はもちろん、空港利用者(年間4900万人/2014年)もターゲットとする。
開業日は2015年5月30日で、7月末日までに約130店舗を順次開店する。ラグジュラリーブランドからインターナショナルブランド、日系ブランドなど多様で、お茶や鮨店など日本文化を体験できる「ジャパンアベニュー」エリアも設置。また、ハラルやノンハラル、ポークフリーの飲食店、祈祷室などマレーシアならではの対応も行なう。このほか、外貨両替カウンターや外国人パスポートで発行するクーポンなど、海外旅行者向けのサービスも整える。
三井不動産によると、クアラルンプールでの本格的アウトレットモールは同店舗が初めて。2018年と2021年に拡張を予定し、最終的には約250店舗にまで広げる予定だ。同社のメジャー出資(70%)による東南アジアでのフラッグシップ事業で、東南アジア最大級かつ、三井アウトレットパークでも最大級のアウトレットモールになる。
なお、三井不動産グループでは海外事業を成長分野の一つと位置づけ、海外戦略を推進。現在、台湾でのアウトレットモールや上海での「ららぽーと」の開発を行なっている。